2007年1月に、国内では初めてとなるカンカの研究組織「国際カンカ研究会」が発足しました。同年3月15日に大阪にて、第1回国際カンカシンポジウムが開催されました。同シンポジウムは、カンカに関する学術研究会のさらなる進展および会員相互の交流を目的としております。
当日は、日本と中国から産官学の関係者約200名が近畿大学11月ホールに集い、新たに発見された成分の報告をはじめとして、抗酸化作用や血管拡張作用、認知症に対するカンカの機能性などの研究成果や最新の応用研究も報告されました。
- 第1回国際カンカシンポジウム 講演プログラム
基調講演「カンカニクジュヨウ」の新規血管拡張作用成分」 | 近畿大学 薬学総合研究所 村岡 修教授 |
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「カンカニクジュヨウの化学成分についての研究」 | 新疆中薬民族薬 研究所 賈暁光所長 |
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「HPLCを用いたニクジュヨウの8-epiloganic acidの定量分析」 | 新疆医科大学薬学院 レナ・カスム教授 |
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「カンカニクジュヨウ人工栽培産業の開発と研究」 | 新疆ウイグル自治区 ホータン地区科学技術局 馮堅氷局長 |
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特別講演「鎖陽成分とその誘導体のエイズウイルスプロテアーゼ阻害活性について」 | 富山大学 和漢医薬総合研究所 服部征雄教授 |
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「カンカニクジュヨウ由来アクテオシドのラットの性機能増強に関する研究」 | 揚州大学医薬研究所 張洪泉教授 |
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「カンカニクジュヨウ含有食品の更年期障害改善効果」 | 森下仁丹株式会社 バイオファーム研究所 浅田雅宣氏 |
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「カンカニクジュヨウを含む健康補助食品の抗疲労作用」 | 養命酒製造株式会社 中央研究所 鈴木和重氏 |
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「カンカニクジュヨウの研究と応用」 | 北京大学薬学院 屠鵬飛教授 |